当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています

公務員 薬剤師は給料が高い?将来は安定?でも・・・

更新:2023/04/02

[職種・勤務先]

公務員の薬剤師に興味のある方は、いらっしゃいますか?

薬剤師の働く場所というのは、薬が関係してくる場所であればどこででも・・・といっていいほど幅広くあります。

その中でもあまり一般には知られていない公務員としての薬剤師の活躍。どのようなものなのか、解説していきましょう☆☆☆

公務員の薬剤師って地方公務員と国家公務員と違う?

1

公務員の薬剤師といえば、地方公務員と国家公務員がいますね。そして、薬剤師も公務員になれば、どちらかに属することになります。

簡単に行ってしまうと、国家公務員になれば、どちらかというと薬のプロとしての薬剤師としての専門性よりも、薬事法などの国の運営に関わる言うなれば、文系寄りの仕事となります。

薬の調剤や検査とは離れ、それらを管理する立場に回ることがほとんどです。

対して地方公務員は、国家公務員同様、行政に関わりますが、立入検査を行ったり、食品安全や環境衛生評価などを行うことから、理系寄りの作業が多くなるといえるでしょう。

しかし、この法則も県立や国立病院、国立研究所などとなると話が変わってきます。

このような場合は、トップが国になる、利益追求型ではない、というだけで仕事内容に大きな違いは生まれません。

公務員に薬剤師がなるのはお得!?損!?

2

公務員の薬剤師がお得、という言い方だと様々なイメージが涌くでしょう・・・

その中でも一番多いのは、給料が良いという発想ではないでしょうか?

曖昧になってしまいますが、公務員薬剤師給与に関しては、あくまでも個人の価値観によります。

なぜなら、最近では地方の薬剤師不足や全体的な薬剤師需要の増加によって薬剤師の仕事場に寄る給与の差が広がったからです。

6年制薬剤師が国家公務員になった場合の初任給(医療職俸給表(二)2級15号俸)は21万3600円です。

基本給としては、決して高くありません。

ただ、これはあくまでも「基本給」の値段です。

例えば、国家公務員の給与規定に準じている国立病院機構の薬剤師は採用10年目で薬剤師の平均年収を超えます。

<国立病院機構の薬剤師のモデル年収>

・採用1年目(25歳)の場合:約418万円
・採用5年目(30歳)の場合:約539万円
・採用10年目(35歳)の場合:約625万円

だから、公務員薬剤師は俸給だけを見ると高くありませんが、様々な手当がついたり、昇給がしっかりあるので、年収はそれなりの金額になります。

ただ、夜勤の有無・各種手当の金額によって、年収は大きく変わります。

公務員薬剤師の職場・仕事には次のようなものがあります。

<公務員薬剤師の職場・仕事>
・刑務所
・入国管理局
・薬事行政(医薬品の審査や承認、安全対策)
・食の安全(食品衛生法関連)
・研究開発促進
・麻薬取締官
・公立病院での勤務

公立病院で勤務した場合には、夜勤・当直勤務がありますので、年収は上記のものに近くなるでしょう。
ただ、薬系技官として病院以外で勤務した場合には夜勤・当直がないため、年収は病院勤務よりも高くありません。

また、民間企業と比べて能力や実績に応じて年収が大きくアップすることは期待できないので、多くの場合は年収700~800万円で頭打ちになると思っておいた方が良いです。

もう1つ、お得と言われて想像できるのが、やはり公務員ならではの安定性でしょう。

クビになることもないですし、産休育休などの福利厚生も充実しています。

さらに、年金もきっちりもらえるので、将来的にも安心して働ける場所といえるでしょう。

3

今度は損、という言葉に着目しましょう。一番民間企業と異なる点は、勤務先を選べないことです。

民間企業の中でも営業であればこのパターンも有りますが、基本的に公務員は、すべて上の人に決められて動きます

そのため、ある程度妥協する心を持って仕事に取り組まないときついかもしれません・・・

公務員の薬剤師になるのはやめたほうがいい!?

4

公務員の薬剤師になるのは無理、ということは決してありませんが、難しいことは肝に銘じておきましょう

また、自分の働きたいところで好きな事が出来るかというと、さらに難しい問題になります。

何しろ、まず公務員試験を合格しなければいけません。数々の学部の試験、そして薬剤師国家試験を通過してきた薬剤師なら大丈夫!

と思うかもしれませんが、公務員試験は専門性を問うものより、基礎的な一般常識問題が多くあります。

そしてこのペーパーテストを終えると次は面接が待っています。

ここでも、薬剤師としての知識ではなく、社会性やコミュニケーション能力などを見られます。

ここまで突破しても、さあ、就職だ!というわけではありません。なにしろ、まず募集が少ないのです。

狭き門と言われている新薬開発研究と同じくらいの難易度ともいわれています。

基本的に各県において5名程度の募集ですし、そもそも空きがないと募集すらありません。

しかし、公務員のいいところは、年齡、性別、出身地などの条件が一切加味されないということです。

つまり、他の職種で頑張ってからの再挑戦も出来るということです。公務員の薬剤師になる秘訣は、諦めないこと、かもしれませんね。

公務員の薬剤師について情報を挙げていきましたが、安定性や給与などだけでなりたいと判断しないように。

仕事の分類としては総合職です。ジョブローテーション、国家公務員なら転勤がつきまといます。

また、仕事内容としても個人の健康維持ではなく、市、県、そして国全体の健康に関わるとても責任感とやりがいのある仕事です。

このような仕事はなかなか通常の無料情報誌をみるだけでは入手できません。

専門の転職サイトなどの公務員希望者のページなどを活用することによって、確実に情報を手に入れましょう。

いざというときに備えて薬剤師転職サイトに登録しておこう!

今のうちに薬剤師転職サイトに登録しましょう!

おすすめの薬剤師転職サイト

※よりあなたに合った担当者、求人と出会えるように、複数の転職サイトに同時登録して比較することをおすすめします。

【1位】:マイナビ薬剤師

オススメ度:★★★★★
運営:㈱マイナビ

マイナビ薬剤師は求人の数・質共に業界トップクラスで、利用者満足度の高いサービスです。企業系の求人に強いという特色もあり、親身に相談に乗ってもらえますのでイチオシです!

【2位】:エムスリーキャリア

オススメ度:★★★★☆
運営:エムスリー株式会社

マイナビだけでは不安・・・という時の併用にオススメです。年収の高い求人に強く、スピード感のあるサービスが売りの薬剤師転職サイトです。

執筆者情報

薬剤師転職JAPAN編集部
薬剤師転職JAPAN編集部
薬剤師転職JAPANは、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。

こちらもおすすめ

サブコンテンツ

このページの先頭へ