世界の薬剤師事情から見える日本の問題点とメリット

世界の薬剤師事情のみならず、様々な職業を世界からみてみると、多くのことが見えてくるもの。

それを通し、自分を、そして今いる自分の仕事環境を見直すいいきっかけになることも多々あります。

転職活動にも活かせるかもしれない、そんなヒントを求めて世界における薬剤師の現状を見て行きましょう☆☆☆

世界の薬剤師事情、カナダの抱える問題点と医療に対する教育の意識

世界の薬剤師事情でカナダでは家庭医制度を用いている、と言う特徴があります。これは、病院に外来がなく、基本的に家庭医による紹介制であるということです。

的確に自分の必要としている専門家を紹介してもらえるというメリットがあるのですが、深刻な医師不足という問題を抱えるカナダでは、この制度は諸刃の剣となります。

せっかく紹介を受けたとしても実際に医師に掛かるまでに時間がかかり、その結果患者さんが必要な治療を受けられずに死亡してしまったという悲しい事件が起きたこともあります。

そのため、実際に医師に掛かる前に受けられるプライマリケアにおいて主役とも言っていいのが、薬剤師なのです。

なかなか医師にかかれない患者のためにリピート処方せんを活用し、継続的に患者さんの健康管理を行ったり、健康に関して患者の相談に応じ、アドバイスをすることで医師不足からくる医療問題を改善しているのです。

そのため、カナダではカウンセリング能力を伸ばすような授業であったり、実務を意識したプログラム内容が充実している特徴があります。

より意識の高い薬剤師を育てるためにも、カナダに9つしかない大学では受験に将来の夢や行ってきたボランティア活動をまとめた小論文の提出を求めていて、薬剤師の職業への人気も相まって高い競争率を生み出しています。

カナダで行われている薬学部教育には、4年間の中で4回、合計して約1,000時間、そして6カ月強にもわたる実務研修が含まれていて、低学年のうちから現場を実際に経験するチャンスを作っています。

ただ見学するのではなく、実際に仕事に関わり、患者とコミュニケーションを取ることを推奨していて、非常に濃い内容となっています。

世界の薬剤師事情、ガーナの医療人不足と求められる対応

世界の薬剤師事情でやはり深刻な医療者不足が目立つ国々の1つとして、アフリカのガーナが挙げられます。

ガーナは西アフリカに位置する熱帯気候の国で、国全体が薬剤師を含む医療人不足、というわけではなく、都市部では案外先進医療が取り入れられているのが現状です。

問題となるのは地方の農村で、医療どころか、清潔な水すら手に入れるのが難しいというのも珍しくありません。

前述したように、なにもガーナに薬剤師がいない、ということではありません。

現在薬剤師は、人口約2,300万人に対して、大体2,000名いて、薬剤師免許を取得する薬剤師は毎年100名以上誕生しているのです。

ではなぜ地方で薬剤師が不足するのか、それは、より高い医療を学びたい、より収入を高くしたいといった希望から、都市部、さらには海外に薬剤師が流出してしまうからです。

そのため、せっかく多くの薬剤師のために教育制度を整えても、未だに多くの農村地域においては、病院すらなく、村の診療所に1人の医療人がすべての病気に対応している、ということがあるのです。

その結果、専門知識のない無資格者による医薬品の売買が行われていて、薬の安全使用、そして安定供給に問題が生じています。

これは特にHIV感染症が問題になっているガーナにとっては思わしいものではなく、適切な治療を行わなければ、症状の悪化や耐性ウィルスの発生に繋がる可能性があるのです。

また、ガーナではその熱帯の気候故に感染症が多く、その中でもマラリア治療は大きな課題となっていて、薬剤師が必要とされています。

ガーナの薬剤師教育は、4年間の学部教育、そして1年間のインターンによって成り立っています。

その後に国家試験を受験し、正式に薬剤師として認められます。その後、多くの新米薬剤師はそのまま都市部の病院や薬局に就職します。

薬剤師の流出が問題になっているガーナですが、学んだものを貧しい地域に還元したいという考えの薬剤師も多く、一度は海外で高度な医療技術を取得した後、帰国して地方で頑張っている人もいます。

世界の薬剤師事情、医師よりも偉い!?フランスとアメリカ

世界の薬剤師事情を見ていくと、アメリカとフランスにおける薬剤師の地位が高いことがわかってきます。

まずアメリカでは、薬剤師は医師などの高収入職を抜いて、最も信頼のできる、尊敬できる職業と言われています。

平均年収も医師などには及ばずとも、1,100万円と高く、社会的にも確固たる地位を持っているといえるでしょう。

その理由としては、アメリカでは日本にあるような国民皆保険制度というものがないため、各自で保険に入るか、もしくは保険に入らずに医療費を自腹で払わなければならないからです。

また、アメリカの薬剤師には予防接種を行う事や処方行為を行う権利があるため、基本的にアメリカでは直ぐに病院に行く人は少なく、薬剤師に相談して薬を貰う人がほとんどなのです。

しかしそのため、薬剤師の責任も大きくなり、きちんとした医療行為を行えるように資格更新制度もあります。

西洋医学発祥の地でもあるヨーロッパでは、日本ではごくごく最近のことである医薬分業も進んでいて、そのことから薬剤師の権限も大きくなっています。

医師は医薬品を商品名でなく、その成分名を用いて処方箋を書いてもよく、それを元に薬剤師は同じ成分を含む商品から、自分が良いと思ったものを患者に渡すことができるのです。

アメリカ同様、フランスでも薬剤師は医師よりも人気で、さらに国を上げて薬剤師の教育に力を入れているので、国から学費を支給してもらうことが可能です。

いかがでしたでしょうか?世界の薬剤師事情を見て、日本でよかった、と思う方、海外に生まれたらよかった!と思った方と様々かと思います。

たまには自分の普段居る場所から離れて世界に目を向けてみると、なんだか楽しくなるものですよね!

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