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薬剤師のマタハラ問題

更新:2023/03/31

[不安と悩み]

女性従業員が多いことから女性に対する制度や方針が多い薬剤師業界ですが、では意識もそれに追いついているかというと別問題です。

その中でもマタハラについては多くの課題が残っているといえる問題です。実際に裁判まで行ってしまった例やマタハラを受けた方の体験談を聞き、その実態を見ていきましょう。

薬剤師のマタハラ問題、新聞を騒がせたドラッグストア問題

薬剤師のマタハラ問題は残念ながら実在します。

裁判沙汰になってしまっている顕著なマタハラの例として2017年に起きたドラッグストアチェーンにおけるマタハラ問題が挙げられます。
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「マタハラで退職を余儀なくされた」ドラッグストア元従業員、復職を求め提訴
育児休業から復帰したあと、「マタハラ」を受けて退職を余儀なくされたとして、石川県内のドラッグストアチェーン店につとめていた30代女性が6月19日、会社側を相手取り、雇用契約上の地位確認や未払い賃金の支払いを求めて金沢地裁に提訴した。一方、会社側は全面的に争う姿勢を示している。
参考URL  https://www.bengo4.com/c_5/n_6242/
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裁判になれば大きく取り上げられますが、実際にはマタハラは多くの職場であるのが実態です。

薬剤師へのマタハラ発言

職場に関係なくマタハラ問題は存在します。

妊娠は順番に、他の人と時期が被らないようにして。

薬剤師はそもそも女性が多く、その中でも調剤薬局は妊娠適齢期の女性が多く、しかも各店舗に少人数しか配属されないのが通常です。

そんな中、確かに同時に何人も産休に入られてしまうと店が回らないのも理解できますが、いつ妊娠するかなどは個人的な問題で、それについて指摘していいことはありません。

なんで今妊娠したの?

各店舗の調剤薬局では1日当たり、処方箋の数が40枚につき1名の薬剤師を配置するように法律で定められていますが、やはりインフルエンザや風邪の患者さんが多くるなる冬場は、処方箋の枚数も増え、薬剤師への負担も大きくなります。

また、大型連休前後は患者さんに一気に処方しなければならない老人ホームや介護施設などでもいつもより仕事量が多くなり、薬剤師の人数が欠けるとつらくなります。

ほかの職業でも部署の人数が少ないとほかの人の仕事量を増やすくことになり、忙しい時期での妊娠は恨まれることもあります。

妊娠はみんなする。それぐらいで休むな。

特に自身も妊娠を経験し、産休や育休などの制度の恩恵を受けていなかった年配の女性や、女性のことを考えない男性が言いがちなセリフです。

妊娠は人によって影響は大きく異なり、つわりなどの体調不良の程度は人それぞれです。

妊娠中に余計なストレスは母体だけではなく子供にも悪影響を及ぼします。

母親は自分と生まれ来る赤ちゃんのために最善の選択をすべきです。それを何も知らない男性、自分基準にしか考えられない女性の口出しすべきところではありません。

薬剤師のマタハラに対抗するために利用すべき法律

もし上記のようなマタハラ発言を受けた場合、感情的になって無理に働いたりしては危険です。その際に確認すべき法律がいくつかあります。

労働基準法

出産前には本人の任意の希望により、6週間の産前休暇がもらえます。対して産後8週間は薬局側が産後休暇を与えなければなりません。

併せて、妊娠中は時間外労働の免除が適応され、残業などの時間外労働や休日出勤、さらに深夜労働が禁止又は制限されています。

出産後も育児時間が適応され、子供が1歳になるまでの間、休憩時間のほかに1日2回それぞれ30分休憩をはさむことができます。それを使用して保育園の送迎などが可能になります。

職場の配置転換も範囲内です。人体に影響を及ぼす薬剤を扱ったり、重い荷物を運ぶような危険を伴う肉体労働を含む職場であれば、妊娠している間に他の部署に配置転換や異動を申し出ることができます。

男女雇用機会均等法

働くための条件を平等にするため、妊娠に邪魔されず働くための、勤務時間の調整が可能です。通勤ラッシュを避けるため出勤時間を遅らせたり、休憩時間を延ばすことなどが可能です。

育児・介護休業法

育児・介護休業法により育児休業(休暇)を取得し、子供が1歳になるまでの間、父母のどちらか一方が休暇をとれるように調整できます。

また、勤務時間の短縮も可能で、子供が3歳になるまでの間、1日30~60分の勤務時間の短縮が可能です。

このような法律により妊婦、働くお母さんは守られていますが、実は自動的に適応されるわけではなく、きちんと主張しなければほとんど行使されないのが現状です。

そのため、忙しい中で権利を主張することで、人間関係にひずみを起こしてしまいます。

それを避けるためになかなか主張ができない妊婦さん、お母さんが多いのが残念ながら実情です。

しかし権利を主張して職場の人間関係がだめになるようであれば、職場としてあまりよろしくありません。

さらに主張して権利を行使できない場合、ブラックな職場である可能性が高いです。

もし権利行使について嫌な顔をされた、拒否されたということがあれば、一度周りに相談しましょう。

マタハラしてくる相手が一人だけならばともかく、職場、会社としての雰囲気であれば早々に転職してもよい理由です。

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執筆者情報

薬剤師転職JAPAN編集部
薬剤師転職JAPAN編集部
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