当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています

病院薬剤師が小児科で求められるものとは?

更新:2023/04/26

[職種・勤務先]

病院薬剤師で小児科にて働くということは、患者さんである子どもの他にも保護者の方を相手にする、ということになります。

そのことから知識だけでなく、様々な面での気遣いといったスキルが求められます。

それらの点を踏まえ、薬剤師が病院の小児科で働くことがどういうことなのか、見て行きましょう☆☆☆

病院薬剤師の小児科での注意点とは?

病院薬剤師が小児科で働くということは、どのような注意点があるのでしょうか。

基本的に病院の小児科 薬剤師として行うべき最も基本的かつ重要な業務は調剤です。

小児科では、子ども専用の薬剤を使用することが多くなるので、たとえ成人用で同じ名前の薬剤であっても、小児用と成人用で分けられていることが多いです。

そのため、病院の小児科の薬剤師にとっては、思い込みから動かない注意力そして、きちんとした薬剤の管理能力が大切です。

たとえ成人と子どもで同じ診断、同じ処方をされたとしても、薬の効果は体重が軽いほうが大きくなってしまうので、体重による調剤量の調製が重要になってきます。

そこで患者さんである子どもの体重を事前に把握し、正しく容量に換算し、調剤することが必要です。

他にも、薬剤は子どもでも飲みやすいようにドライシロップやシロップ製剤を取り扱うことが多いので、それに合わせた調剤方法、保管方法といった管理方法の理解が必要です。

病院薬剤師で小児科にて働く上で必要なこと

病院薬剤師で小児科で働く際に、もっとも重要と言っていい仕事に、調剤した薬剤の飲み方、そして副作用情報なども入る注意点などを保護者の方、そして場合によっては患者さんである子どもにも説明する服薬指導があります。

ここが小児科ならではの、薬剤師のスキルが試されるポイントとなります。

親御さんにとっては、免疫力が弱く、どこが悪いかうまく言えない子どもの病気やケガというのには自分のこと以上に不安を感じてしまうものです。

そのため、保護者の方はその不安を和らげるため、色々質問をしてきたり、確認の為に何度も同じことを言ってきたりします。

ですから通常の成人の患者さんに比べると、服薬指導には知識はもちろんのこと、時間がかかることが多くなってしまいます。

これを苦痛に感じてしまうのであれば、この仕事はあまり向いていないのかもしれませんが、服薬指導の際に相手がきちんと聞いてくれる、ということにやりがいを覚える、という薬剤師には小児科はぴったりでしょう。

ただ、病院の小児科での服薬指導というのは、成人の患者さん相手よりも、コミュニケーションが重要であることを理解しなければなりません。

飲み方、副作用などといった事務的な内容だけではなく、相手の不安をどのように取り除くのか、などといったことを考慮に入れながら患者さんとお話する必要があります。

知識の面だけでなく、包括的に患者さんをケアしたい人におすすめの仕事と言えます。

また、患者さんによっては、薬を処方するお医者さんと会っている時に聞けなかったこと、気になることなどを、薬を渡される際などに薬剤師に質問してくることがあります。

本来医師に行く質問なども飛んでくることもあり、その分努力が必要ですが、それは、病院において薬剤師が頼りにされる存在であるという証明といえるでしょう。

病院薬剤師で小児科で働くなら、小児薬物療法認定薬剤師がおすすめ

病院薬剤師が小児科で働く上で、役に立つ可能性の高い制度があります。

それが、小児薬物療法認定薬剤師という専門薬剤師認定制度という制度です。

その名の示すとおり、子ども向けの薬物治療において専門的な知識、能力や適正を有した薬剤師であると認定する制度です。

認定後は、小児科における医療チームの一員として活躍したり、患者さんだけでなく、保護者の方に対しても適切な服薬指導ができるという証明として使用できます

この資格を得るには、日本小児臨床薬理学会などの指定の施設が実施する、定められた研修を修了し、さらに修了試験に合格する必要があります。

ほかにも条件として、3年以上の実務経験が求められます。

聞いたことがない、という方もいて当然で、実はまだ新しく制定されたばかりの制度です。

さて、認定薬剤師というのは取得するためには大変多くの講習を受ける必要があります。

これは小児薬物療法認定薬剤師に関しても同様です。

やはり、小児科の分野では、子どもの患者さんに医薬品治療を行った際の実績がまだ少なく、適応外使用、つまり承認された効能以外を目的として使用することで子どもを治療する場合もあります

その際に活躍する薬剤師を奨励するため、この認定薬剤師制度は生まれました。

前述したとおり、まだ新しい制度ですので、この認定薬剤師となったことで直接内定につながるとまでは言えませんが、経験、知識を持っているという証明となり、切り札になるでしょう。

病院の小児科で働きたいという場合、まずは専門の薬剤師のための転職サイトへ登録することをオススメします。

単純に就職先候補の情報収集の他、内定取得のためのヒントも多く張り巡らされています。是非まずは登録から始めましょう。

いざというときに備えて薬剤師転職サイトに登録しておこう!

今のうちに薬剤師転職サイトに登録しましょう!

おすすめの薬剤師転職サイト

※よりあなたに合った担当者、求人と出会えるように、複数の転職サイトに同時登録して比較することをおすすめします。

【1位】:マイナビ薬剤師

オススメ度:★★★★★
運営:㈱マイナビ

マイナビ薬剤師は求人の数・質共に業界トップクラスで、利用者満足度の高いサービスです。企業系の求人に強いという特色もあり、親身に相談に乗ってもらえますのでイチオシです!

【2位】:エムスリーキャリア

オススメ度:★★★★☆
運営:エムスリー株式会社

マイナビだけでは不安・・・という時の併用にオススメです。年収の高い求人に強く、スピード感のあるサービスが売りの薬剤師転職サイトです。

執筆者情報

薬剤師転職JAPAN編集部
薬剤師転職JAPAN編集部
薬剤師転職JAPANは、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。

こちらもおすすめ

サブコンテンツ

このページの先頭へ